誰か親切な人、水もって来て。
Information
Album：ライブ
Artist：村八分
日本ロック黎明期、伝説ともいうべき「村八分」の１９７３年のラストライブを収録したアルバム。バンド名と、過激な歌詞の内容から放送禁止指定を受けている。
Impression
日本ロックの黎明期というと「フォーク」や「ＧＳ」の狭間のようなサウンドであったりするけれど、村八分は今だ誕生すらしていないはずの「パンクロック」だと思う。
嘘っぽさが全くない、全くぶれないロックンロールの精神に溢れている。すごく原始的でシンプル。
楽器の演奏できないメンバーと演奏、ライブで歌詞の変更は「いつものこと」こういうロックンロールが見せる「何が起こるんだ」という期待も凝縮されている一枚。
やけに物騒なイメージがある村八分だが、ライブのＭＣで「誰か親切な人、水持ってきて。」とか「え？脱げ？見たいの？」といったやりとりもあり、妙に笑えるところもある。
